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費用を抑える浴室塗装のメリット・デメリットをプロが解説【事例パターンあり】

変色やヒビ割れ、サビなどの経年劣化による症状が出てきたときに、まず浴室のリフォームを考える方も多いです。浴室塗装はリフォーム(買い替え、交換)せずに安い費用で新品同様にまで修復できるので、ひそかに話題を呼んでいる再生技術なのです。

今回は浴室リフォーム考えているなら一度検討してほしい『浴室塗装』について現役の職人が解説していきます。

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この記事をよんでわかること
  • 浴室の塗装についてメリット・デメリット
  • 塗装できる浴槽とできない浴槽
  • 施工事例
  • 浴室塗装するうえでの注意点
目次

浴室塗装とは?

ここ数年でひそかに話題を呼んでいる浴室塗装。塗料を吹き付けることで、経年劣化による変色や傷みを買い替え・交換せずに新品同様にすることができます。

浴室交換の目安は10年程度

新品の浴槽には樹脂のコーティングがされていますが、古くなると変色してしまったり、塗膜が浮いてきたり剥がれてボロボロの状態になります。そこにもう一度塗料でコーティングすることによって、新品同様に戻すことができるのです。特殊な塗料を使うことで、強度を高めより長くご使用いただける浴槽に再生できます。経年劣化による浴槽交換は10年程度が目安とされています。

交換するより費用が安い

新品に買い替える時の相場は(浴槽据え置きのみ)40万から、浴室内のリフォームも一緒にすると100万円ほどの工事費用がかかります。塗装工事であれば相場(浴槽のみの場合)10万円~20万円ほどなので、グッと費用を抑えることができます。

浴槽塗装浴槽交換
メリット塗装費用8万円~
ひび割れ等の補修2万~
下地処理など
水栓金具の交換など
本体費用10万~
交換工事費用30万~
ユニットバスにする場合は設備工事などで計100万ほど
1216サイズ(1200×1600mm)サイズの浴槽で比較しています。

交換工事が難しいタイプの浴槽にも対応できる

交換できない例
  • 交換するにあたって浴槽のサイズがない
  • 浴室が珍しい形状をし浴室が珍しい形をしている
  • 大がかりな間取り変更工事が必要

こういったケースは交換工事が難しいので、浴室塗装がおすすめです。

工事日数が短期間ですむ

浴室塗装
交換工事
  • 2日から3日ほど
  • 5日前後

カベや床にも塗装できる

カベや床も経年劣化で変色してしまったときは塗装がおすすめです。表面が浮いてボコボコになってしまっていたり剥がれたりしてしまった場合はパネル補修もできます。

塗装ができる浴槽とは

材質によって塗装もできる浴槽と、できない浴槽もあります。浴槽によって性質が変わってくるので、ご自宅の浴槽とくらべながら確認してみてください。

塗装ができる素材

FRPの特徴

FPRとは、繊維強化プラステック(ファイバー・レインフォース・プラスチック)であり一般的にな浴槽として多く取り扱われています。

繊維強化プラスチック(せんいきょうかプラスチック、: Fiber Reinforced Plastics、FRP)とは、エポキシ樹脂フェノール樹脂などに、ガラス繊維炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチックである。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

保温性・耐久性・耐衝撃性に優れています。

FRAの特徴

FRAとは、強化プラスティックにアクリル樹脂(Acrylic)がコーティングされている複合材です。

透明感や光沢感があり、FRPよりも固いのでひび割れなどが発生する確率が低いです。入浴施設などにも使われています。

人工大理石

アクリル系人工大理石ポリエステル系人工大理石があります。メーカーによってさまざまな工夫がされているので性質や風合いも変ってきます。

鋳物ホーロー

ホーローとは金属(アルミ、鉄など)にガラスを焼き付けたものをいい、金属の耐久性とガラスの耐久性をどちらも兼ね揃えています。劣化しづらい性質ですが、強い衝撃を与えるとガラス面にヒビが入り、サビやカビなどのトラブルが起こりやすいので早めのメンテナンスが必要です。

陶器

陶器はトイレや、洗面ボウルなどに多く使われている素材です。汚れが付きづらいのが特徴ですが、衝撃に弱くホーローと似ていてヒビが入ってしまうとそこから劣化しやすいので注意が必要です。

できない素材

ステンレス

ステンレスの浴槽は、特に高度な塗装技術が必要とされます。性質的に塗装がはがれやすいので、はがれてしまった場合は再度塗装する必要があります。長期的に使用するのであれば交換を視野に入れてみてください。

わからない時は

もし浴室の塗装を考えている方は一度確認してみましょう。見積り出張サービスもあるので、そこで確かめるのも手です。無料でお問い合わせからもご相談いただけます。

施工事例を参考にする

施工事例をもとに、どのような塗装ができるのか見てみましょう。検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

施工事例①浴槽の吹付塗装と、バスナ床シート施工

費用¥168,000
工期3日
素材FRP浴槽
施工内容浴槽の吹き付け塗装、床シート貼り、コーキング

吹付塗装で浴槽のカラーを変える

既存の色が水色だったのに対しアイボリー調のホワイトで仕上げました。コーキングの取れなくなってしまったカビも、打ち替えてまっさらな状態に戻りました。

床シート張り替え

全体の色味に合わせたカラーの床シートを貼りました。クッション性・撥水性あるシートを使っているので快適です。

POINT

全体的にひんやりとした印象の浴室が、暖かい印象に変わりました。高級感も出ます。

施工事例②浴槽の吹き付け塗装、壁シート・床シート施工

費用¥176,000
工期4日
素材FRP浴槽
施工内容浴槽の吹き付け塗装、床シート・壁シート施工

浴槽の吹き付け塗装

シルキーホワイトの塗料を吹き付けています。こちらも浴槽の色味が変わって、全体の明るさがあります。

壁シート施工

鏡が取り付けられた面に壁シートを張りました。全体の印象もグッと変わります。シートの色味、デザインも好みに合わせて選べるので理想の浴室が再現できます。

床シート張り替え

モノトーン調に統一することで、モダンな高級感のある浴室に仕上がりました。クッション性・撥水性・ヒートショックの軽減効果に優れていて、性能面もばっちりです。

壁のシートも貼ることで、高級感のある浴室に大変身しました。

浴室塗装するうえでの注意点

塗装後いつから浴室が使えるようになるのか、自分でDIYするときの注意点なども解説します。

工期中は浴槽が使えない

比較的2~3日と短期間で完了しますが、その間は浴室が使えなくなってしまうので、「銭湯が近くにあるかどうか」「同居している人がいる場合は予定など」を事前に確認しておいた方がいいです。

劣化、損傷がひどい場合はできない

重度のひび割れやキズなど浴槽として使えなくなってしまっている場合は塗装ができません。その他にも扉など浴室全体にトラブルがある場合は、交換も視野にいれて検討してみてください。

自分でDIYするときの注意点

自分で浴室を塗装することもてきますが、塗装するにあたって下地の調整、キズなどの細かい補修、均一に塗料を塗る高度な技術が必要になってきます。金具に部分的にマスキングしたり、ホームセンターなどで購入できますが塗料以外にもさまざまな材料が必要になってくるので自信がない場合はおすすめしていません

塗装業者選びは慎重に!

高度な技術が必要とされるので、経験豊富な職人さんかどうか確認をしましょう。業者に相談して、現地でくわしく確認して見積りしてもらうことも必要です。

費用や完成イメージが掴めてきたのではないでしょうか?あらかじめ予算や完成イメージなど考えておくといいですよ。

ポイント
  • 工事期間が短い 2~3日間
  • 交換より費用が安い 10万円~
  • 塗装できない浴槽もある
  • 業者選びは慎重に確認しながら進めましょう
  • 廃材がでないので環境にやさしい

清潔に使用していても、浴室は水回りのなかでも特に湿気やキズなどで傷みやすい場所です。年数とともに劣化してしまった浴室は一度塗装を検討してみてください。

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